新しいテキスタイルをカタチにする。

テキスタイルは私たちを取り囲んでいます。私たちはテキスタイルなしには生きていけません。テキスタイルは、私たちを守り、覆い、そして私たちの個性を表現してくれます。私たちが飲む水、吸う空気、食べるもののように、テキスタイルは地球上の人々と永遠に関わり合っています。そんな想いから、私たちは、環境に負荷をかける化学物質を多用したり、水を大量に浪費することなく、コットンの機能を最大限に生かした織物を目指しています。

当社では「社員の幸福」は歴代の社長が意識しており、社員の幸福と合わせて「社員の自己実現」を掲げています。会社は社員の道具であり、社員が幸福になるため、社員が自己実現するための一つの手段だと考えています。

健康で幸福に暮せることだけでなく、自分自身がどうありたいかを、仕事を通じて、また仕事で得られた報酬を用いて実現していってほしいと強く思います。

自己実現にむかう姿は、周りも楽しくさせます。楽しい雰囲気は心を安らかにし、物事を良い方向にもっていく土壌になっていきます。

繊維は身の回りにあふれています。私たちは繊維の創造性をもう一度見直し、安全安心な生活に活かしていきます。

高密度織物の創造性

テキスタイルに、これまでにない表面感、衣服を長持ちさせる耐久性、身体を守るブロック性を与えることができます。

多層織物の創造性

繊維は、性質の異なる繊維同士を複合しやすいという特徴があります。表と裏が全く違うテキスタイルや、それぞれの層が違った機能をもつテキスタイルを作ることができます。

異素材複合織物の創造性

繊維は、繊維以外の素材と複合しやすいという特徴もあります。この特徴を大きく活かすことで、新しい外観や際立った機能を持つ衣服などを産み出すことができるでしょう。

生活に深くかかわっている繊維には、果たすべき持続性のテーマがあります。過去、繊維が何をしてきたか、天然繊維に代わる合成繊維を開発し、生産した合成繊維の衣服を使い捨てしていきました。ゴミを海にばらまき汚染してきました。どうにかしていかなければいけません。

当社は繊維生産において、CO2削減の継続的な取り組み、薬品使用量の低減、素材ゴミの削減について、成果を上げています。

自分たちが未来に対して果たすべき役割は、繊維工業として環境の持続性を高めることです。

高品質を求めるシステムが、シンプルにエネルギーや資源の効率性を高めています。

1951年

阪上織布株式会社創業（初代・阪上勝）。大戦を生き残った者として、戦後の物不足解消に尽力。綿の衣料用生地を中心に製造

1987年

阪上和平（２代目）が事業継承。高度成長期からバブル崩壊、リーマンショック、それぞれの時代に価値観をあわせて、生き残る企業に綿の衣料用生地から産業用生地へと方向転換。羽毛布団のカバー生地や帆布などの高密度織物と、床材の裏打ち素材や寒冷紗などの低密度織物の両軸に重点を置き、独自性の高いノウハウの蓄積を図る。

2018年

阪上元彦（３代目）が事業継承。独自の技術や提案で、選ばれる企業から未来を創る企業へ。消防服をはじめとする特異な技術力を要する高密度生地の製造開始。異素材と繊維とを組合せた新織物の開発にも着手し、高機能織物製造のパイオニアとして技術革新を続ける。

2021年

自社ブランドEUKA's設立

2021年

新型コロナウィルス感染抑制を目的とした多目的エプロンを介護関連従事者に提供。